インプラントのご案内 - 歯を失ってお悩みの方へ

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インプラント治療のご案内

歯を失うとどうなる??

歯を1本でもなくしてみると歯以外にもさまざまなものを失うことに気づくと思います。
自然に微笑むことが出来なくなったり、ご自身が好むものを噛めなくなることもあるでしょう。口や歯がいつも気になり、残っている歯までもが不快に感じられることもあるでしょう。また、肩こりや頭痛に悩まされたり、はっきりしゃべれなくなることもあると思います。

歯を失うとどうなる??もちろん、歯を失ったことで生じる影響は人それぞれ違うと考えます。それは具体的にどの部分の歯を失ったかによっても異なってくると思います。歯冠だけを失った場合には歯の見える部分もなくしたことになりますが、歯根も失った場合には、歯の見えない部分もなくしたことになります。歯根は歯を頸骨に固定し、歯冠をしっかりと支える部分です。
歯根がなくなると、抜けた歯の周りの骨は徐々にやせていくことになり、残った健康な歯が動いてきて、やがてしっかりと噛むことが出来なくなる恐れも出てきます。

欠損部に対する治療法について

下記の表では、入れ歯・インプラント・ブリッジの比較を示しております。

入れ歯・インプラント・ブリッジ

それぞれの治療法で機能回復を図ることは可能です。 それぞれの治療に利点・欠点がございます。




インプラント
ブリッジ
入れ歯


  • 天然歯のように顎の骨に固定するので、違和感がなく噛むことができます。
  • 噛む力は天然歯の約80%回復することが出来るので、固いものを噛むことが出来るようになります。
  • 隣の歯を削る必要がありません。
  • 見た目が天然歯に近い。
  • 良く噛めることは全身的な健康にも良い影響を与えます。
  • 固定式であるため装着しても違和感があまりありません。
  • 人工の歯の材料を選択することにより天然の歯と遜色のない審美的な修復が可能です。
  • ブリッジでは適応できないような大きな欠損に有効です。
  • ブリッジのように健全な歯を削らずに補えます。(削る替わりにバネで固定する場合もあります)


  • インプラントを顎の骨に埋め込む手術が必要です。
  • 全身の疾患がある場合には治療できない場合があります。
  • インプラントを維持するためには十分な口腔衛生の管理と定期的な検診が必要です。
  • ブリッジを支え、固定するために、たとえ健康な場合でも両隣の歯を削る必要があります。
  • 支えになる歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失うことの原因となる場合があります。
  • ポンティック(ブリッジの橋の部分)の下部の歯肉との間の部分に食べ物カスがつまり、口の中が不衛生になりやすいと思われます。
  • 空気がもれて発音が困難になることがあります。
  • バネによる隣の歯への負担が大きい。
  • 噛む力が健康な状態に比べて30〜40%くらいになります。
  • 取り外して手入れをする必要があります。
  • すぐにガタつきやすい。
  • 口の中に違和感を感じやすい。
  • 食べ物が挟まって口の中が不衛生になりやすいと思われます。



  • インプラントは保険適用外であるので自由診療となります。
  • 手術の難易度、埋め込み本数により必要な費用が算定されます。
  • 保険適用材料を使用する場合はその保険点数内となります。
  • 使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合もあります。
  • 保険適用材料を使用する場合はその保険点数内です。
  • 使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合もあります。

部分入れ歯(取り外し式)、ブリッジ(固定式)、総入れ歯(取り外し式)、インプラント(固定式)


インプラントの構造

インプラントの構造

A:歯槽骨に植立されるインプラント体(インプラント埋入手術)
B:インプラントと上部構造体を繋ぐアバットメント
C:上部構造(被せる歯)

天然歯とインプラントの周囲組織の違い

天然歯とインプラントの周囲組織の違い

ご自身の歯とインプラントは周囲組織構造が違います。
インプラントは自覚症状なしで、周囲の炎症が進行しますのでご自身の歯と同様に、定期的な検診及び歯科衛生士による口腔清掃が必要不可欠です。

歯肉炎とインプラント周囲粘膜炎

歯肉炎とインプラント周囲粘膜炎

ご自身の歯の歯肉炎とインプラント周囲粘膜炎は似たような反応を有します。周りの骨まで炎症は広がっていませんが、この状態を放置すると周囲骨の吸収が始まります。

歯周病とインプラント周囲炎

歯周病とインプラント周囲炎

ご自身の歯の歯肉炎やインプラント周囲粘膜炎を放置すると周囲骨の吸収が始まります。更に放置するとご自身の歯やインプラントがぐらついてきて抜け落ちてしまします。

当院で使用しているインプラント
アストラテックインプラントシステム(スウェーデン)

アストラテックインプラントシステム

当院では開業以来スウェーデン製のアストラテックインプラントシステムを臨床導入しております。インプラント治療においてインプラント周囲骨が吸収することは是が非でも避けたいことです。アストラテックインプラントシステムは経年的な骨の吸収が少ないという特徴があり、我々も24年間使用してそれを実感しております。

アストラテックインプラントシステム(スウェーデン)


アバットメントって??
骨の中に埋入されたインプラントと被せもの(上部構造)をつなぐ首の役割をするもので、セメント固定式(ご自身の歯の被せものと一緒でセメントを使用して装着)とスクリュー固定式(被せものを取り外しできる)のアバットメントがあります。
アバットメント


1997年から2019年、当院のインプラント埋入本数

当院のインプラント埋入本数


長期経過症例1(23年経過も良好な状態を維持しております)

初診時

インプラント治療例1

1998年、右下奥歯の歯根破折を認め、インプラント治療を行いました

インプラント治療例2

23年目

2020年、23年目の状態です。インプラント周囲に異常を認めず、良好な状態です。患者さんも大変喜ばれております。 この患者さんは年に4回メンテナンスを欠かさず行っております。

インプラント治療例3

インプラント治療例3

インプラント治療例3


長期経過症例2(21年経過も良好な状態を維持しております)

2020年 治療終了から21年経過した状態です。インプラント周囲に異常を認めず、良好な状態を保っており、患者さんは満足されております。 この患者さんは年に2回メンテナンスを欠かさず行っております。

初診時

インプラント治療例4

インプラント治療例6

インプラント治療例5

インプラント治療例7